親がこどもを「待つ」ことができるかどうか。~鳴くまで待とう時鳥(ほととぎす)~

子育て

こんにちは。

ダブルワンです。

今回のテーマは「親がこどもを【待つ】ことができるかどうか。~鳴くまで待とう時鳥(ほととぎす)~」です。

親ならたいてい「失敗回避」のために、こどもが何かするまえに

手や口を出してしまいがちですよね。

それをどう考えていったらいいか、、、について書いていきたいと思います。

こんな人の参考になれば幸いです
  • 僕と一緒で、どうしても先に手や口を出してしまう方
  • 手や口を出さないようにするためには、どうしたらいいかと悩んでいる方
  • 手や口を出した結果、こどもがあまり考えなくなり甘えてきてばかり、という方

1 我が家の場合

こどもが何かをする際に、僕は結構、先に手や口を出してしまいます。

これは自分でもわかっているダメな部分です。

すぐにあらためたいのですが、

どうしても「こどもに恥をかかせたくない」「失敗して自信を失わせたくない」

という気持ちが先行してしまい、手や口を出してしまうんですよね。

でも、それをしてしまうと、こどもは次に困ったときも

親の手だし口出しを期待してしまいます。

それが癖になると、自分で考えられない、工夫できない脳になってしまいます。

できないとすぐに親の顔を見る、もしくは泣く、もしくは固まって動かなくなる。。。

このような傾向がわが子には見受けられます。

2 わかってはいるけど待てない・・・

とまぁ、こういう風にかけば今すぐにでも待つことができるようになりそうなんですけど、

現実はそういうものでもないんですよね。

また、「親の時間も限られている」という側面も待てない原因の一つです。

家に帰ってきてから、こどもを寝かしつけるまではさほど時間はありません。

我が家では3時間程度です。

この時間の間に、夕飯、TV、お風呂、勉強・ピアノ、歯磨き、絵本読み聞かせのタスクがあります。

うちは2人のこどもとも食べるのが遅く、お風呂の時間が長いため、その後のことが忙しくなります。

こうなってしまうと、どうしても待てなくなるんですよね。。。

勉強でわからないことはどうしても

「これは〇〇でしょ!」と答えを言ってしまうことがあるし、

答えを我慢するときは

「なんでわからないんだよ~。何回もやったことあるよ~。頼むよ。」

と文句を言ってしまいます。

客観視すると全然僕の子育てがなっていないのですが、

時間が無い→焦る→イライラする→口出ししてしまうor文句を言ってしまう

という構図になっているんですね。

3 「待つ」を考えたらいいか

ここで待てるかどうか・・・つまり、時間ロスは覚悟のうえで

「待つ」ということができるようになるには、犠牲が必要となります。

勉強で時間がかかるならば、その後の絵本読み聞かせをできなくなる。。。。

絵本読み聞かせをするならば、睡眠時間を犠牲にする(少し短くなる)。。。。

そういうトレードオフをしないといけません。

なかなかそれができないんですよね。。。

何かができないとこどもは不満のまま寝ることになるので、

それを避けるため全部予定通りにやりたいな、と思ってしまうんですよね。

そうすると手や口をだしてしまう・・・・

でも、というか、だからこそ僕ら親は結局は待たないといけないんでしょうね。。

では、どうしたらいいか。

1 トレードオフを覚悟する
2 この「待つ時間」がこどものためになっている

と思うことが大事なのかなと思います。

特に2の、この待つ時間こそがわが子を形作っている大事な時間なんだ、

と思うと少し気持ちが楽になります。

前述のように、僕がこどもに「恥をかかせたくない」と思うならば、

こども自身が考える力を身につけることが大事です。

そうでなければ、こどもはいつまでも親に期待してしまい、

ひいては「失敗は親のせい」という考えになってしまうことと思います。

人のせいにすると、言い訳ばかりして成長しなくなります。

多くのことを他人や環境のせいにする思考のくせがついてしまうでしょう。

僕の懸念はこんな図式です。

親が手や口を出す

→こどもが考えなくなる・工夫しなくなる

→失敗すると親のせいにする

→多くのことで「自分は悪くない」と思うようになる

→次第に周りや環境のせいにする思考になる

→自己弁護だけがうまく、成長やチャレンジをしなくなる

・・・ここまでいってしまうともう悲劇ですね。。。

でも逆にとらえると、こうなってしまうからこそ、

「手や口は出さないでおこう」

と決意できますね。

このような悪いストーリーを成り立たせないためにも、

親自身が決意しないとな、と思います。

これは結局、親がどれだけ子育てに対して覚悟をもって臨めるのか、

という親の覚悟が問われているのではないか、とも思います。

4 待てなくて仕事でも失敗していた

思い返すと自分の職場の部下たちがそうでした。

ぼくは部署の仕事の質を確保したいため、どうしても

「こうしたほうが良い」「できないなら自分がやる」と言ってしまっていました。

そうなると、部下たちは何かイレギュラーや困ったことがあると

「どうしたらいいでしょうか」

と何も考えず話を持ってくるようになっていました。

また、その言葉の裏には

「やってくれませんか」

という意味も含まれていました。

こうなってしまうと僕自身の仕事の邪魔をされるし、

部下は考えないから毎日相談事が多いしで、てんてこ舞いでした。

あの時代は悪夢でした。

でも、その時に自分にベクトルを向けずに

「できない部下に問題がある。なぜ考えられないのか」「自分はすごく困らされている」

と部下にばかり原因を求めていたから、結局は何も改善されず、

僕がひたすら忙しい毎日を送っていました。

だから、失敗を覚悟のうえで「やらせる」ということをしないと

人は成長しないんですね。。。

5 日頃発する言葉が大事になってくる

もっと、僕ら親がこどもの「失敗」を受け入れたり、

失敗をどうとらえるか、が肝心ということですね。

そうするためには、僕ら親がこどもと「失敗」について

どうとらえていくかを話し合っていくことも重要そうです。

「失敗は成功のもと」とか

「失敗は成功の母」とか言いますから、

失敗は悪いことではないんだよ、と

失敗して、どうしたらいいかを考えて、それでまたやっていく

こういう風に考えてチャレンジしていくことが大事なんだよ

と話していくことで、徐々に「待つ」ことができるようになるんだと思います。

こう話しているのに親が先に手や口を出してしまっては

言っていることと矛盾してしまいますからね。。。。

このようにして自分自身に「待つ」を定着させていきたいですね!

ということで今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回お会いしましょう。

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