こんにちは。
今回は「イクメン」という言葉は十分役目を果たしたのではないでしょうか、
という話です。
1.「イクメン」が流行った時
「イクメン」は、15年くらい前の2007年ごろから流行ったようです。
私は周りの人がこの言葉を使い始めたのは2009年頃だったと記憶しています。
以下、Wikipediaからの引用です。
イクメンとは、日本語で子育てに積極的に関与する父親、男性を指す俗語である。顔立ちの魅力的な男性を指すイケメンが転じたもの。イケメンの語にやや遅れて2000年代から急速に普及した。
「イケメン」の「イケ」を養育の「育」に置き換えた合成語である。マスメディアの主婦向け情報番組などが、子育てに熱心な男性を現代的な父親像として定位する意図で用いたことから普及した。
Wikipediaから引用
こんな感じの意味でそのころから男性が育児及びそれに伴う家事に
「積極的に参加する」ことが
トレンドで素晴らしいことという風潮になってきました。
2.自分は
私は運よく、そのイクメンという言葉が流行ってから
子どもが誕生しましたので、
家事・育児に一生懸命に取り組んできました。
(元々、一人暮らしの時から家事全般はしっかりやっていました)
子どもたちが赤ちゃんのころは、
ほぼ毎日沐浴させ、おむつも替え、
ミルクもをあげ、哺乳瓶の殺菌をする。
土日はママの授乳の時以外は絵本を読み聞かせしたり、
遊んだりする。
歩けるようになり乳離れした頃からは、
土日は公園や電車が見えるところやプールなどへ一緒に出掛け、
5時間くらい一緒に遊ぶ(ママは休憩のため家でステイ)。
この間、おむつ替えももちろんする。
今は子ども二人は8歳(息子)と6歳(娘、保育園)になりましたが、
毎日のルーティーンはこんな感じ。
【朝】
ごみを出す
→ 洗濯物を干す
→ 小学校と保育園の用意
→ 子どもを起こす
→ 保育園に送りに行く
→ 仕事
【夕方】
学童か保育園へ迎えに行く
→ 子ども二人とお風呂に入る
→ あまり食べない娘に食べさせる
→ 小学校の宿題チェック&教える
→ 歯磨き(もちろん子どもの)
→ 絵本を読む
→ 一緒に寝る
と、こんな感じです。
3.「イクメン」と思うことの弊害
こういう生活を送っているのですが、
この家事育児をしている自分をイクメンだと思っているかというと
そうではありません。
【理由】
イクメンと思う
→ そもそも「やってあげている」という考え
→「家事育児は分担ではなく妻がするもの」という考え
→ 自分はお手伝い。だから感謝されて当たり前という考え
のようになってしまうからです。
イクメンという言葉には家事育児に積極的に参加するけど、
意識としては「やってあげている」
という甘えが含まれているように感じています(私は)。
たとえば
「子どもの持ち物や服に名前を書くような面倒なことはママ」
「懇談会のような保護者の集まりに行くのはママ」
というような甘えを、
自分で許してしまう意識になってしまうのです。
そうなると、
保育園の先生に服に名前が書いてないと言われた、
小学校のテストの結果が15点だったというようなケースでは
「もう、ママは何をしているんだか。しっかりしてよ」
という考えになってしまいます。
でも、家事・育児をするならそれは随分身勝手な考えですよね。
だから、すぐにママにお願いして家事・育児から逃げないためには
家事・育児に積極的に参加
ではなくて
家事・育児を当たり前に行う
これが大事な意識なのかなと思います。
4.まとめ
イクメンという言葉は、
男性が家事・育児に積極的に関わろう、
という時期には素晴らしい効果を発揮してくれました
(言葉ができると社会に受け入れられやすくなるから、
言葉って大事ですね!)。
役目を果たした今はもう次のステップに進む時期ですね。。。
早くイクメンと言う言葉が風化して、
男性だろうが当たり前に家事・育児をするんですよ、
という考えが社会に浸透してほしいな、
そんな風に思います。
なぜなら、子どもはママの子ではなく、
ママとパパの子だからです。
そして、子ども自身もパパに愛されたい、かまってほしいと
強く思っているからです。
ということで今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた次回お会いしましょう!
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