「○○ができたらお金をあげる」のは失敗だったか・・・

子育て

こんにちは。
本日は、子育てで「失敗したかなー」と思う体験記です。

こんな人に

私と同様、何かができたらお金をあげようかと考えている親御さん、
単にお小遣いをあげるのはなぁ・・・と考えている親御さん、
報酬型でお金をあげるようにしても良いことないのでは?と考えている親御さん、
そんな親御さんの参考になれば嬉しいです。

1.「○○ができたらお金をあげる」を採用した経緯

子どもがどうにも習い事でつまづくことが多くなっていた時期がありました。
スイミングではなかなかテストに合格できない、
サッカーではいつまでたってもゲームでからめず後ろの方にいるだけ、
という感じが続いていました。

さらには、上手くいかないことに対して本人がまったく気にしていない。
テストで落ちても

「合格したらたいへんだから合格しなくて良かったんだよ」

なんて、本音なんだか悔しさを紛らわすためだか
わからないけど、そんなことを言ったりしていました。
そして、翌週も同じことを繰り返し上手くいかないまま。。。
毎週毎週、同じようにうまくいかない、ということが続きました。

僕としては月々の利用料金を払っているのに、
毎週毎週「うまくいかない姿」を見させられると、
自分の時間とエネルギーを無駄にさせられているようで嫌でした。

また、それを気にしない子どもの姿もそれに拍車をかけました。。。

しかし、なんとか進歩させたい、成長させたいと思い、
どうすればいいかを考えました。

その結果
「スイミングのテストで合格出来たら○○円あげる」
「サッカーのゲームでゴールを決めたら○○円あげる」
ということを言ってみることにしました。

この当時、子どもが「お金がほしい。そうすればオモチャが買える」
とか言っていたので、お金をもらえると知ったら
がんばってくれて効果がでるかなと思い、提案をしてみました。

2.効果

そうして習い事の時には
「今日、テストで合格したら1,000円だよ」とか
「ゴール決めたら100円だよ」とか言って
モチベーションを上げようとしていました。

結果としてはうまくいったかどうかはわかりません。
劇的に本人がやる気をだすようには「ならなかった」のは確かです。

「もっと水泳をうまくなりたい」とか
「サッカーでゴールをとるためにはどうしたらいいか」
などといった発言はありませんでした(-_-;)。

それどころか、思いがけないことを言うようになりました。
子どもが何か手伝いをしてくれたときに

「パパ、たすかった?たすかったならお金ちょうだい」。。。

僕「おーすごい。(学校のテストで)良い点とったじゃん」
子ども「でしょ。お金ちょうだい」などと(-_-;)。。。

3.結果

この「○○ができたらお金をあげる」
という取り組みは1年間くらいで終了。

これが上手くいったら将来的に「お風呂掃除をしたら300円」
「トイレ掃除をしたら200円」などに
発展させようと思っていたのですが、失敗だったようです。

奥さんに言われていたのが
「何かをするならお金をくれという考えになってしまう。
そうなるとお金がもらえないなら何もしないということになる」
ということでした。

でも、そもそも大人はお金をもらえるから仕事をするという考えだから、
それはそれで良いのではないかと思ったのですが、
教育には向かなかったようです。

4.わかったこと

この試行(チャレンジ)でわかったことは

何かに打ち込んで成長する・進歩するというのは
自分の内からの力である
つまり自発的・自主的なものということ。
それこそがモチベーションであり、
モチベーションが行動力につながる。
親がお金でモチベーションを上げようとしても意味がない

ということです。

その後、子どもはというと、水泳では短期教室に行くことで少し進歩できました。
サッカーは、少人数のところに変更することで
ほんの少しずつ成長しています。

が、一番変わったのは親である自分の期待度。
過度な期待をするようなことがなくなり、
「とりあえず子どもが楽しんでくれて、かつ、少しずつ成長してくれれば良い」
という考えになりました。

そもそも、親である自分自身が子どものころに習い事をしても
モチベーションが上がっていなかった。
結果、上達もそこそこだったし特別な何かになれなかった。。。

それなのに、自分の子どもにはベストや理想を求める、
それは随分わがままで身勝手なことだと気づきました。
それを止めたということです。


親としての自分自身の未熟さを少しだけ改めた、ということです。


子どもは子どもの人生があり、
その人生を楽しんでもらいたいというのが親の一番の希望、
ということに気づかされた経験でした。

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう!


コメント

タイトルとURLをコピーしました