こんにちは。
ダブルワンです。
今回は、今の自己肯定感を高くする育児の方法で本当に子どもがしっかりと育つのか不安になったという話です。
1 自己肯定感が高い新人になやまされる
今、私は大学卒業の新人職員と一緒に仕事をしています。
というか私の部下ですが。
その新人はそこそこ名の知れた大学なので、礼儀はしっかりはしています。態度も良いです。
でも、実際に一緒に仕事をしてみて思ったのは、積極性がなく、自分ができる範囲のことをやれば自己「大」満足しているということです。
たとえば「今日私はどんなことをすればいいでしょうか」と聞かれた時、「今日はみんな忙しいから電話に出て」と言ったのですが「ふふっ」と笑うだけで結局その日は電話に出ませんでした(# ゚Д゚)
一体何を考えているのかと思うのですが、おそらく電話をとるのが苦手のようで、そういった苦手のことは慣れてからでないとやらないと決めているような感じでした。
そして、組織の中での研修で、半年間を過ごしての振り返りというところで、彼から「上司からの評価をお願いします」と渡された紙がありました。
その紙には「半年間の目標」ということで「電話に数多く出る」ということが書いてありました!!
えっ!?目標を意識してないじゃん。。。
そしてそれに対する自己評価としては「よくできている」
と書かれていました・・・・(まじで?どこが?)
つまりその新人君は、周りから見たら全然電話に出る回数が少ないんだけれど「自分としてはよくやっている」という評価だったのです。
驚きました。
こんなことはあるのでしょうか。
自分で「電話に出るのはセーブしている」という意識はあるはずです。明らかに少ないですし、先輩職員と比べても数分の1しか出ていないので。
でも自己評価は「よくできている」。。。。
私としては、大卒一年目はとにかく勉強して欲しいので電話に出て色々なことを学んで欲しいと思っていたのですが新人君からすると、無理なくストレスなく、自分の出来る範囲で頑張ればいいという感じに見えました。
2 自分の育児の結果が心配になる・・・
そして、この新人君を見ていると、
自分の子どもがそうならないかとても心配です。
子どもに少しできることが増えたり何かが上達すると、親である私はよく褒めます。
でも、それによって子どもは「この程度でいいや」「この程度で満足だ」っていう風になり、「これ以上はやらなくていい」っていう考えになってしまっていないか・・・・。非常に不安を覚えています。
自分の育児の結果、新人君と同じような人間になってしまった場合、想像もしたくないですが、かなり失望すると思います。
成長意欲を感じられない新人君と同様の人間になってしまわないか本当に不安ですね。
自分の子どもに対してどのように接していたら良いのかを考えさせられました。
3 でも、どうすれば良いかは暗中模索・・・
ただ、子どもに多くの事を求めてしまったり難しいことを求めてしまうと嫌がってやらないということになりかねないため、その辺のさじ加減は難しいところです。
正直、新人君は「就職=ゴール」と捉えている感じがあり、「これからどんどん成長しよう。吸収しよう」という意欲は全く感じられません。
結局は、好きなことや興味があることを仕事にできなかったのではないかと。
だからこそ、仕事はワークライフバランスを考えてさほどがんばらないという態度なのではないか、と自分は予想しています。
だから、自分自身の仕事へ求める水準が低いんでしょうね。
水準が低いから、周りから見ると「この程度か」と思うことでも「よくやっている」という自己評価になるんでしょう。。。
4 結局は
ひるがえって育児のことを考えると
やはり子どもが好きなこと・興味があることを見つけて、応援して、伸ばしていくしかないのかなと思いました。
好きなこと、興味があることこそがその人の内からエネルギーが湧いてくるのではないかと思うのです。
そのエネルギーの源泉を探っていくことが重要かなと思いました。
そして、自己肯定感が高いのも良いことですが、周りの人間との評価のギャップには要注意ですね。。。
周りから見ると本当にただの自己満足が高い人で、「全然役に立たない」という評価を下されてしまわないように。。。
以前、為末 大さんの本を読んだときに
他人と自分を比較せず「自分なりの努力をすれば良い」という考えは
その努力が結実しないと意味が見いだせなくなってしまう。
結実するためには他人との戦いに勝つ必要がある。
よって、結局は努力と言うのは他人との比較を意識せざるを得ない。
みたいな話が書いてあったような気がします。
たしかに、こどもで言ったら
「今回は100点満点中30点だった。でも、前は15点だったから今回の点数はすごい。」
という自己評価をされたら・・・・(-_-;)
まぁ確かに前と比べたらすごいけど、まだ合格点じゃないでしょうと突っ込みを入れたくなりますよね。
他人との比較ばかりもこどもにとっては良くないですけど、自分軸の評価ばかりも良くないということですね。
そこはバランスの問題ですかね。。。
難しいところです。
でも、意識していく必要はありそうですね。
ということで今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
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