こんにちは。ダブルワンです。
今日は二世帯住宅のメリット・デメリットというテーマです。
我が家は2016年に二世帯住宅にしましたので、2023年現在、7年ほどが経過しました。
この間、いろいろありました。。。。
一つ言えることは、二世帯住宅にする前に想像していたことと7年経った今の現実は全然違っていたということです。
それらのことをブログに書くことで、
これから二世帯住宅にするかどうか悩んでいる人の参考になればと思います。
我が家(二世帯住宅)の仕様
二世帯住宅にした仕様は以下の3点です。
1、もともと二世帯仕様の住宅だった。
2、しかし築30年を経過していたためリフォームした。
3、2階に住んでいた親世帯は1階に移った。
4、2階には僕ら世帯が住んだ。
もともと1階には祖母が住んでいたのですが、
亡くなってから時間が経過していたということもあり、親世帯は僕ら世帯が住むことをすんなりと受け入れてくれました。
親世帯は1階に移るときに、キッチン等をリフォームしオール電化へと変更していました。
メリットになると思っていたけどメリットにならなかったこと
僕ら世帯が二世帯にする際に想像していたメリットは以下のことです。
1、共働きで仕事と子育てで忙しいから、週に何回かは親世帯に夕飯を作ってもらう
2、こどもが朝に色々とぐずった時は、じぃじとばぁばに保育園に連れて行ってもらう
3、できれば、じぃじばぁばに保育園に迎えにも行ってもらいたい
こんなことを思い描いていました。
夕飯
しかし、夕飯については2年くらい?作ってもらっていたものの、、、
味が濃すぎる・・・・
それを言うと親世帯は機嫌を損ねるため、がまんして食べていました。。。
でも、ある時、こどもが「このごはんいやだ」と言ってくれたので
それを理由にしてすっぱりやめてしまいました。
今は全く作ってもらっていません。
が、それでよかったです。
幼いときに味が濃いものを覚えてしまうと
大人になってからはもっと濃いものを欲し、
塩分の摂取過多になってしまうのが心配だったので。。。
保育園への送迎
次に、保育園への送迎ですが、これは早々に諦めることになりました。
というのも、みんなで近くの公園に行く際に、
こどもが十字路に向かってダッシュした時、
当時65歳くらいだったじぃじばぁばは、「あぶないよ」と言うだけで走っていって制止しませんでした。
足腰のこともあるでしょうし、また、制止する気も見られませんでした。
これを目の当たりにし
「これじゃあ、こどもが道路に飛び出してしまう」
「事故にあったときに送迎をお願いしたことを後悔してしまう」
と思い送迎を断念。
これらのことで分かったことは、じぃじばぁばには頼れない、ということ。
頼れない前提になった時には「二世帯の意味が無いじゃないか」
と思いましたが、仕方ないですね。。。
結局は、夕飯を作ってもらうこともやめ、保育園への送迎のお願いも断念したので、二世帯住宅になる前に想定していたメリットはなくなってしまいました。
デメリット
二世帯住宅にして7年が経った今は、下記のデメリットを感じています。
毎月の水道代、ガス代がこちらの負担
二世帯の場合、電気代金については各世帯に請求がいくように設定できますが、水道とガスはそれができません。
子メーターをつければ、一旦、二世帯分の料金はどちらかの世帯(A)が支払い、子メーターをつけたもう片方の世帯(B)が、子メーターの値に応じてA世帯に支払うという形はできます。
しかし、我が家の場合は親世帯が
「(うちは)収入が無いからそちらで払ってね。(前は)うちもおばあちゃん達の分を払っていたし」
ということで支払うことになりました。
ただ、、、高齢者は家に居る時間が長い。
そのため、水道代とガス代は想像以上に高くなっています。(そもそも、外出しない日は朝6時~夜10時まで起きてますし)
彼らは水道代は月5,000円以上使用しています
(毎朝、毎夕方の植木への散水や1日中のトイレの使用などが響きますね)。
ガス代も冬をあわせたら月5,000~6,000円くらいかかっています。
水道代とガス代を合計すると月1万円くらいを負担していることになります。
ということはこれまで、月1万円×12か月×7年間=84万円を負担した計算になります。
外壁塗装を強制され、かつ、望まない色を選択させられた。
二世帯で住む際に
「そろそろ壁の塗装をしないとと思っていたから、それはやってね」
とのことで、250万円以上かけて外壁塗装をしました。
しかし、この時に費用全額を出す僕ら世帯が当然、気に入った色にしようと思っていたのですが「そんな色は嫌だ」と親世帯に口出しをされました。
でも、お金を出すのはこちらなのだから僕は譲歩する気はありませんでした。
しかし、親世帯も譲らなかったため、いつまで経っても決まらず、塗装してくれる会社さんに申し訳なくなってきたので僕ら世帯が折れてしまいました。
結果、親世帯は「良い色になった」と喜び、こちらは「残念」の一言。
親世帯が望む外構工事の費用を出させられた。
エクステリア(外構工事)は、親世帯が望む工事があったらしく、二世帯で住むときの条件として「そちらで負担してね」と言われていました。
しかし、上記の外壁塗装で250万円以上かかったことや、築30年の家に多額のお金をかけてリフォームしたこともあり、外構工事の話はたち消えたと思っていました。
しかし、住み始めて3年後に「いつやるんだ」と言われ、200万円を支払って実現させました。
外壁塗装とあわせて550万円以上を親世帯のために使用した計算になります。
敷地駐車場が使用されているため、月極駐車場に。。。
二世帯住宅の敷地には車1台しか駐車できないため、そこは親世帯の車をとめています。
僕ら世帯の車は付近の月極駐車場にとめていますが、月1万円近く支払っています。
これも結構な負担ですよね。。。
ただし、考えようによっては、高齢者世帯の車が無かった場合、月極駐車場代は浮くのですが、その代償として僕がいちいちタクシー代わりに使われていたのではないかと思います。
泊まりで出かけて戻ってきたとき「事前に言っておいて」と言われる。
なんなのか知りませんが、たまにこういうことを言われます。
こちらも「世帯で分かれているんだから、いちいち連絡する必要はないでしょう」と思っているため、そんなことを言われても連絡しません。
ちょいちょいこういうことを言ってきます。
干渉されている感じで嫌です。
将来、相続争いが待っている
家自体にはすでに価値がありませんが、土地には価値があります。
親世帯が亡くなった場合は、当然、土地の価値を巡って相続の配分でもめることになります。
(メンバーの性格を考えると、もめるということがわかります)
このことを考えるとかなり憂鬱です。
今から準備しないといけないことです。
将来、介護をしないといけないかもしれない。
現状はこれが一番、憂鬱です。本当に嫌です。
結局、二世帯住宅にしても、じぃじばぁばはあまり子育ての負担軽減に寄与しませんでした。
それなのに、やたらと「電球替えて」とか頼られたりします。
このまま介護が必要な状態になったら、かなり甘えられそうです。
こちらはまだまだ育児が続きますので、親世帯が「二世帯だから将来は介護をしてもらえる」と考えていたら本当に困ります。
高齢者世帯が過去に壊したものを直させられる
この7年間、さまざまな物を「直して」と言われてきました。ただ、そのすべてが「元々は親世帯が使用していたもの」でした。
それを僕ら世帯が2階に住んだのを良いことに
「2階の雨どいが壊れていて1階にびちゃびちゃ水が垂れる」
とか
「階段の手すりがぐらぐらする」
とか言ってくるという。。。。
そんな風に良いように使われることもあります。
電子機器について頻繁に聞かれる
パソコンが動かないだの、携帯電話がうまく操作できないだの、やたらと「こっち(1階)に来てくれ」と言われました。
ひどいときには「明日(平日)か土曜日に一緒に携帯ショップに行って」と言われました。
さすがにそこまでできないので、こちらも積極的に「なんとかしよう」としなくなりました。
その効果があって最近は依頼がなくなりましたが。
メリット
住宅ローンが無い
一方でメリットですが、まずは数千万円の住宅ローンが無いこと。
このローンが浮いた分はそのまま教育費に使用できますのでそれは本当に良いことだなと思います。
また、今の職場にしがみついて仕事を続け、
がんばって住宅ローンを完済する必要性はありません。気が楽でいいです。
50歳を超えたら、毎年毎年「いつ退職しようか」と考えようと思っています。
ただし、今まで書いてきたとおり、リフォーム・外壁塗装・外構工事でかなりの額がかかりました。何百万円で済む話ではありません。
家1棟を新規購入するよりは安いですが、多額の費用がかかりました。
こどもが一人で留守番をしている時は安心
こどもが一人の時は不審者がこないか心配になります。でも、1階に親世帯がいれば安心です。
また、留守番の時に「暑い」とか「寒い」とかあったときエアコンを操作できればいいですが、こどもは放っておくと我慢してしまいます。
そんなときも「なんかあったら1階に行って」と言えるので安心です。
まとめ
以上となりますが、いかがだったでしょうか。
数千万円の住宅ローンが無いのは本当に素晴らしいことです。
これによってかなり気が楽になっています。
一方で、メリットよりもデメリットを感じている数が多いのは事実です。
なんだか「いいように利用されている」感じがしています。
親世帯にとっては頼りたい気持ちなんでしょうが、僕ら世帯は平日は育児と仕事、休日も朝から晩まで育児があります。
一方、親世帯は仕事がないため365日空いています。時間があります。
それを考えると、親世帯から頼まれてもこちらはそれに割く時間もエネルギーもなく、「時間があるんだから自分たちで何とかして」という気持ちもあります。
よって、甘えられないよう積極的には動いていません。あくまで「必要に応じて動く」というスタンスでいます。
結果的にはこの考えでいることで、今は甘えられることもほとんど無くなってきて良い関係になったと思っています。
以上、僕の二世帯住宅の状況はこんな感じです。
これらをどう考えるのか、というところです。
それぞれの親世帯のキャラクターがありますので、一概に僕の状況が当てはまることは無いと思います。
ただ、こういうこともありますよ、ということです。
いずれにせよ、デメリットが多い面はありますが金銭的には住宅ローンが無いため心のゆとりがある分、僕は二世帯住宅に後悔はしていません。
ただし、介護が始まったら考えが変わるかもしれません。。。。
以上です。
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
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