こんにちは。
今回は私がある日突然網膜剥離になった時の話です。
1.異変
2004年のことでした。
平日夜にふと「あれ?片目だけ見えにくい」と感じました。
その時は「多分、左目のコンタクトがダメになってしまったんだろう」
と思っていました。
でも、コンタクトを外しても、
翌日に新しいコンタクトに替えても
見えづらさは変わりませんでした。
おかしいな、おかしいなと思って仕事をしていましたが、
職場で蛍光灯を片目ずつ見てみたところ
左目の時は黄色に見えました。右目だと普通に白に見えました。
それを聞いた職場の人が
「それはおかしいから早く眼医者に行きな。目は大事だよ」
と強く言ってくれました。
私は「何日かしたら治るかな」と楽観的に構えていましたが、
そのアドバイスを聞いて
急遽、眼医者に行くことにしました。
その結果、眼医者さんからは大きなため息とともに
明日すぐに、朝一で、入院の荷物をもって○○大学病院に行ってください。
紹介状を書きますから。
あなたは網膜の半分近くがはがれてしまっています。
あまりこういう事態にはなりません。
飛蚊症などでもっと前に気づいて(医者のところへ)来るはずなんです。
でもこういう事態ですので深刻です。
もう前のように見えるようにならないと考えた方がいいです。
というようなことを言われました。
とてもショックでショックで・・・
悲しくて悲しくて・・・
帰宅して何も食べずに寝てしまったことを覚えています。
2.手術
でも翌日は、すこし気分を盛り返し
(なんで盛り返せたのかは不明)、
大学病院に行きました。
担当の先生2人は手術予定がパンパンに入っていたため、
急な重症患者である私をどこかの時間帯で
手術しないといけなくなり
とても頭を抱えていました。
「飛蚊症なかったの?なんで気づかなかったの?
こういうことはあまりないんだけど」
と矢継ぎ早に言われました。
私も困惑していますし、そういわれても困るんですけどね(笑)。
結局、即入院して入院後3日目(だったか)に
全身麻酔で手術を行い、左目にシリコンを縫い付けました。
先生の説明によると網膜は目の後ろ側に付いているようなんですが、
それが破れる・はがれることにより目の液体が流れ出てしまうそうです。
そうすると流れ出る液体のせいでまた網膜がはがれるそうです。
網膜は破れると元に戻らないため、
網膜にシリコンをくっつけて穴を塞ぎ、
補修するとのことでした。
私のイメージは、破れてしまったズボンの穴に、
アップリケを縫い付けて補修するみたいな感じです。
3.入院
入院は9日~10日間くらいしました。
入院期間中は暇でしたが、
朝6時に起床と検査→9時か10時にも検査→夜8時消灯・就寝
という健康的な生活を送れました。
朝は「○○さ~ん、診察の時間です」
という放送が目覚まし時計の替わりでした。
これも聞いていればいいわけではなく、「はい」と
返事しないと「○○さん?」と聞かれてしまいます(笑)。
だから眠くても「はい!」と言わないといけません(笑)。
眠い時にはこの二文字が面倒で・・・
でも呼ばれたらすぐにトイレを済ませて
うがいもして入院患者用の診察室に行かないといけないので
ばっちり目を覚ます必要がありました。
長くなりそうなので、今回はここまで。
次回、続きを書きますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
(2)はこちら→20代なのにある日突然、網膜剥離になった話(2)
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